かぜの原因となるウイルスは、200種類以上あるといわれます。鼻をぐずつかせるウイルス。のどをはれさせるウイルスものなどさまざまですが、とりわけ怖いのは、高い熱と重い全身症状を引き起こす、インフルエンザウイルスです。自分が今インフルエンザにかかっているかどうかを判断するにはまず発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、怠感などの全身症状がいきなり現れるのが特徴で、多くの場合、激しいせきをともないます。鼻水は後から続きま
す。症状は重く、感染から1~2日の潜伏期間をおいて、3日目頃から急激に悪化、熱は40度前後に及ぶこともまれではありません。流行中に40度近い高熱が出たら、まずインフルエンザとみて間違いないでしょう。
そしてインフルエンザにかかりやすい人とかかりにくい人の差はどこにあるのか。かぜやインフルエンザにかかりやすい人と、かかりにくい人とを分けるカギは、免疫力です。肺や心臓に病気がある人や、糖尿病、腎不全などの慢性代謝性疾患をわずらっている人、強い精神的ストレスを抱えている人、それに乳幼児や高齢者は、免疫が弱いため、かぜやインフルエンザにかかりやすいといえます。
免疫力のほかにも要因はあり、サラリーマンなどの働いていて普段予防接種に行く時間がないという人も要注意です。働き盛り層がインフルエンザ接種をあまり受けない理由のひとつが「忙しいから」 の他に、保険がきかず、完全に自費払いだということかもしれません。子供や高齢者ならば命に関わることもあって、ためらいは少ないかもしれませんが、自費でお金を払ってそれで、接種したものとは違うタイプにかかっては意味がないではないか?と思う人が多いようです。特にこの層は子供の時、そうしてインフルエンザにかかったという経験者が多いようです。しかし、人間側もウイルスに対して、ずっと手をこまねいていたわけではなく、WHOの指導のもと、世界各国の専門機関が協力を進めた結果、流行タイプの予想はここ10年では当たっているそうです!つまり、作られているワクチンも有効ということ。忙しい人ほど予防接種を受けることをおすすめします。
免疫力について。免疫力を上げる方法はもちろんあります。
①十分な睡眠。「十分な睡眠」をとることが、とにかく一番の決め手です。忙しいときには「寝るのも惜しい」と思えます。そして結局、風邪をひいてしまう人が多いです。目にはハッキリ見えないけれど身体の中で、夜は免疫を高めるリンパ球が増えてくれる時。この時、身体が休んでいることが大切なのです。せっかく無料の治療薬である免疫や抗体がたくさん作られる時に、その機能を使わず、具合が悪くなり、お金を出して風邪薬を買うことの方が「おしく」ないのでしょうか?睡眠は、最大の免疫治療薬と言えるでしょう。
②温度・湿度のコントロール。ウイルスは高温・多湿に弱い。風邪をひいている人の場合、寒いと発熱は必要以上に進むので部屋は暖かくしよう。だからといって部屋を30度にも上げてしまうと、身体の方の抵抗力がなくなり良くないです。最近は一年中エアコンで快適な生活がおくれます。しかし少しは寒さへの抵抗力を培わなければ、かえって自律神経が弱くなってしまう。しかもエアコンだけでは、乾燥が進みます。冬は部屋を20~25度にし、むしろ湿度の方を上げましょう。部屋の湿度を上げる方が、薬を飲むよりも、よほど予防・回復にも有効です。違う記事にも書かせていただきましたが、湿度が50%になると、ウイルスは約3%の生存率しかないです。できれば加湿器を併用し、60~80%にしましょう。
③手洗いとうがい。 インフルエンザにかからないためには、やはり人込みは避けたいところ・・・。人が集まる所には、ウイルスも集まっているからです。ウイルスは「いない場所はない」と言ってもよいほど、そこら中に存在しています。基本中の基本「手洗い」と「うがい」をしっかりすることで、空気中に浮遊しているウイルスが直接のどに感染するすることを防ぐことができます。
④運動。もちろん風邪にかかる前の予防としてですが、普段からウォーキングなどの運動をおススメします。軽い有酸素運動は血行が良くなり、過剰な暖房に頼らずに身体を暖める能力をつけることができます。またウイルスを発見・撃退する白血球のパトロール回数が多くなるので、それだけ風邪にかかりにくくなります。
⑤禁煙です。喫煙者で毎年、風邪をひきやすいという人は、たばこの影響を疑った方が良いかもしれないですね。たばこ1~2本でも大量のビタミンCが破壊され、のどの修復が大幅に遅れてしまいます。そしてウイルスが取りついて大活躍している、のどの粘膜に対し刺激が強すぎるのも原因。悪くするとウイルスをやっつけきれず、肺炎ということもありますので注意してください。